知っといたほうがいい生活保護

みんな、生活保護のこと、ちゃんと知っておいたほうがいいよ。

シングルマザーと生活保護

前回の話:生活費のために借金するのは情報弱者


キャバクラや風俗で働きながら
子どもを育ててるシングルマザーの方の話をけっこう耳にします。
そういう仕事を好きでやっている!という人はいいのですが、
いやだけど、仕方なくやっているという人がほとんどなのかなと思います。

ぼくもこれ、生活保護のことを知るまでは、仕方のないことなのかなと考えていました。
子どもといる時間をつくりつつ、生活費を稼ぐためには、短時間で高収入を稼ぐ必要があるからです。そうなると、やっぱり水商売がいい。
しかし、水商売は、若さや容姿を売りにしてお金をもらうので、年をとるごとにどんどん稼ぎづらくなってしまうという問題があります。

本来なら、キャリアアップできるような、仕事についたほうがいいのですが、いきなりそんな仕事に、小さな子どもを育てながら、就職できる人は稀でしょう。

 

生活保護のきちんとした知識さえあれば、離婚後にこんな戦略をとることができます。

 

1、貯金などの資産があれば、それを切り崩し、家財道具を新調したり、日持ちする食材を購入したりする。交通網や仕事が充実している都市部への引っ越しを検討したり、仕事を控えめにして子どもとの時間をつくる生活費にあてて、手持金を10万円以下ぐらいにする。仕事はしていてもOK。

2、生活保護を申請する。手持金と資産が一定以下で、借金がなければ、働ける年齢でも生活保護を申請し、受けることができます。働いていても、給料と児童手当や児童扶養手当、養育費合わせて25万円ぐらいもらってない限りは、受けることができるはずです。

3、自治体によりますが、ひとり親でこども2人の場合、毎月家賃代も合わせて25万円程度支給されます。こどものために、学資保険などに加入して、貯金することも認められています。安心して生活できる額です。

4、パートなどのスキルアップが望めない仕事や、心身や時間帯的にきつい水商売などを生活のためにする必要がなくなり、子育てに専念することも可能です。(ちいさな子どもがいる場合、無理して働くように役所から指導されにくいため)子どもを保育園に預けて、スキルアップが望めるような仕事を探したり、生活保護を抜け出すために看護師などの資格を得るための勉強をすることもできます。


生活保護を受給することで、生活の心配がなくなり、将来のことを長期で考えやすくなります。

というわけで今回のまとめは
ひとり親は、子どものためにも生活保護の検討を積極的にしましょう

生活が苦しいから借金をするというのは大きな誤解

前回のおさらい:生活保護でもペットは飼える


TVや小説、アニメや漫画の中では、生活をするために借金をし、借金を返すためにどんどん生活が苦しくなっていくというのは、よくあるパターンです。

ぼくも、生活が苦しいから、その場をしのぐために、借金をするっていうのは、普通のことなんだって、なんとなくではありますが、ずっとそう思って生きてきました。

ぼくの他にも、そう思ってる方いるんじゃないでしょうか。
もしくは、今現在、生活苦のために借金をしている方もいるかもしれません。
友人や、親戚にお金を借りたことがあるという方もいるでしょう。
そんな方に声を大にして言いたいのですが

それ、間違いです。

 

 

生活をするためのお金で、

借金をする必要はありません。

これが、正解です。

 

食べ物が買えない、家賃が払えない、お金がないから病院に行けない。
だから、借金をしよう、って私たちが思ってしまうのは、メディアからの刷り込みによる悪影響でしかありません。

物語の登場人物は困っていたほうがキャラやストーリーが引き立つ→だから借金からの生活苦にしてやろう→そうすれば普通やらない奇抜な行為をしても、借金があるからだと読者は納得する

こういった理屈で、メディアは貧困から抜け出せない人物を登場させています。

 

生活保護を受ける」コマンドで一発解決

 

舞台が現代日本なら、この選択肢を取らないのは、時間と労力の無駄です。
生活保護は、原則的に、借金があると受けられません。(ぼくはこのパターンじゃなかったので詳しいことはわかりません、気になる人は調べてみてね)
もし、あなたが借金をすでにしてしまっていて、生活に困っているなら、

法テラス(無料法律相談)での自己破産→生活保護のコンボで一発解決

これで、生活苦を解決することができます。

生活保護は、今現在生活に困っていれば、それまでの経緯を問わず、誰でも受けることができます。たとえ、働いていても、収入が基準より低ければ、受けることができるくらいです。(※不正受給じゃないよ)

というわけで、今回のまとめは
生活に困ったら、借金ではなく、

生活保護のことを調べよう
です。

ブログをはじめる理由

来月の家賃が払えなくて、お金を貸してはもらえないかと、役所でお話してみたら、生活保護を勧められました

え、生活保護って、「なんとしても受けさせまい!」とあれこれブロックするのが、役所の仕事じゃないんだっけ????

「いや、生活保護じゃなくて、ひとり親家庭に向けた、無利子の貸付みたいなのありましたよね、それがどんな制度なのか聞いてみたかっただけなんですが・・・・」

貸付がダメなら、カードキャッシングでもして(やり方すら知らないけど)、家賃を払おうと思っていますと、生活保護を受けることをやんわりと断っても、いや生活保護のほうがいいでしょう、とさらなるオススメを受けます

でも、うち、猫飼ってますし、ぼく、病気でもないですし、まだ働ける年齢ですし、無理ですよ・・・と、さらなる尻込みをしたところ、話を聞いてくれていた女性は力強く

大丈夫です!
と、一言での力強いお返事。

・・・・生活保護ってそういう制度だったっけ?

とりあえず、その日は、もう少しいろいろなお話を聞いて、保留させていただくことにしました。

 

 

生活保護のこと、よく耳にするけど、なんも知らないな

だから、図書館で本を何冊か借りて読んだり、ネットで調べたりして、生活保護のことを勉強しました。

勉強して、真っ先に感じたことは、早く知っておけばよかったということ。

 

今ままでのぼくの人生のあんなときや、こんなとき。
友人知人の人生で見てきた、あんなことや、そんなこと。

どれも、知っているだけで、ちがった選択ができたんじゃないか???と、そう思わずにはいられませんでした。

特に、子育てに奮闘する同士である、シングルファーザー・シングルマザーのみんなには、子育てという戦いを生き抜くためのサバイバル術として、知っておいてほしいです。

今、生活には困ってない人や、世帯主ではない若い人も、自分たちの生活の、最後の砦がどんなものなのかをちゃんと知ることで、よりよい選択ができると思います。

今回の生活保護まめ知識
ペットを飼っていても生活保護は受けられる!
みんな、ちゃんとしらべよーね!